GMO外貨の米国VIとは?GMOクリック証券の米国VIとの違いについて

2023年10月21日土曜日

米国VI(GMO) 米国VI(外貨ex)

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2023年8月21日よりGMO外貨の「外貨ex CFD」にて米国VIの取り扱いが開始されました。

参考: 「外貨ex CFD」の取り扱い銘柄に「米国VI」を新たに追加!

本記事ではGMO外貨の米国VIについて、GMOクリック証券の米国VIとの違いを中心に解説していきます。

なお、当ブログではGMOクリック証券の米国VIは「米国VI(GMO)」、GMO外貨の米国VIは「米国VI(外貨ex)」と表記したいと思います。

GMOクリック証券の米国VIの概要については、以下の記事で紹介しています。

GMO外貨とは

GMO外貨株式会社は社名が何度か変わってますが、2023年7月から現在の社名となっており、変更前の社名は「外貨ex byGMO株式会社」でした。

GMOクリック証券と同じく「GMO」とついており、GMOフィナンシャルホールディングス株式会社の子会社になりますが、GMOクリック証券とGMO外貨株式会社は別会社になります。

GMO外貨では、「外貨ex CFD」というサービスでCFD取引ができ、その中で米国VIの取引が可能となっています。

GMO外貨とGMOクリック証券の米国VI比較

基本情報の比較

GMO外貨とGMOクリック証券それぞれの米国VIの基本情報は以下の通りとなります。

項目 GMO外貨 GMOクリック証券
参照原資産/取引所 VIX先物/CBOE VIX先物/CBOE
通貨 USD USD
呼値 0.01ドル 0.01ドル
取引単位 10倍 10倍
レバレッジ 10倍 10倍
最小取引数量 0.1枚 0.1枚

基本情報の違いはありません。

GMO外貨での米国VI取り扱い当初は最小取引数量が1枚でしたが、2023年11月20日からミニCFDとしてGMOクリック証券と同じ0.1枚単位での取引が可能となったため、GMOクリック証券との差が無くなりました。

取引上限の比較

GMO外貨とGMOクリック証券それぞれの米国VIの取引上限は、以下の通りとなります。

項目 GMO外貨 GMOクリック証券
売建玉枚数 100枚 100枚
建玉金額 5,000万円 5,000万円

取引上限の違いはありません。

なお、GMOクリック証券で株価指数CFD(「ETF(株価指数連動型)」を原資産とするもの)の取引を行っている場合は、建玉金額が合算して計算されますのでご注意ください。

価格調整額の比較

GMO外貨とGMOクリック証券それぞれの米国VIの価格調整額は、以下の通りとなります。

発生日 GMO外貨(売) GMOクリック証券(売)
2023/9/13 2,368円 2,418円
2023/10/11 1,158円 1,208円
2023/11/8 1,313円 1,263円

GMO外貨の米国VIは歴史が浅いですが、2023年11月までの価格調整額はGMOクリック証券より若干不利な金額となっています。

なお、価格調整額の基準となる期近/期先の値や、コンバージョンレートはGMO外貨とGMOクリック証券で差はないため、GMO外貨では手数料のような形で毎回50円引かれているものと思われます。

ロスカットシステムの比較

GMO外貨とGMOクリック証券共に、ポジション毎にロスカットレートが設定される形となります。

GMOクリック証券ではセーフティバルブシステムと呼ばれており、GMO外貨でも同じ仕組みとなっています。

取引方法の比較

GMO外貨とGMOクリック証券それぞれの米国VIの取引方法は、以下の通りとなります。

ツール GMO外貨 GMOクリック証券
スマホアプリ
PC用ツール -
Web

GMO外貨ではPC用ツールが提供されていません。

ですが、スマホアプリとWeb画面は両社で同様のUIとなっており、GMOクリック証券でスマホアプリやWeb画面を使用していた人はGMO外貨でもほぼ迷わずに操作できるかと思います。

まとめ

GMO外貨とGMOクリック証券の米国VIに関して、主な差分は以下になります。

  • 価格調整額はGMO外貨の方が1回あたり50円少ない(2023年11月までの実績)
  • 取引ツールはGMO外貨ではPC用のツールが提供されていない

上記以外の取引上限やロスカットシステム、スマホアプリ/Web画面等は同等でした。

基本的にはGMO外貨がGMOクリック証券より優れている点は見当たりませんでしたが、デメリットも個人的には許容範囲かと思いますので、 GMOクリック証券で建玉上限に達した後の代替え先として良い選択肢になるかと思います。

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比較

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